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太陽マザー活動への道のり(4)

母は宗教には縁がなく、無信仰で生きてきました。
父の死後2度フランスに来ました。83、4で一人で飛行機に乗ってパリまで来ました。

最初の年には、丁度カンヌのグループから招待されたこともあって、母を連れて行きました。ヒーリングワークショップにも参加してもらい、偶然、日本人がニースから来られたたので、日本語で愛のコミュニケーションワークをしてもらいました。

ワークの一部には『普段あまり口に出して感謝することのない相手に、感謝を伝える』というトレーニングをしました。ニースの花屋さんで働いているこの方は、母を自分のお母さんと思い、感謝の言葉を涙ながら表現していました。

涙が出たのは故郷から遠く離れたKさんだけではありませんでした。参加した全員、フランス人全員、ハンカチがぐしょぐしょになってしまうほど泣きました。こちらの家族関係も、真心や感謝を伝えることが必要でした。

こんな体験で母は、初めて私の活動を目の当たりにしました。

それから母は不思議な体験をしました。私が友人の個人セッションをしている間、一人でそこの娘の部屋の観音像をボーッと見ていた時のことでした。観音さまの目がパチクリしたのだそうです。びっくりしたその途端、あたりが真っ白になって景色が消えてしまったのです。母は何も見えなくなってしまい、『いよいよ頭がおかしくなったか』と、窓を開けると外も真っ白。手探りして目薬をバックの中から取り出し目に差しました。すると元の部屋が現れまたのですが、同じ元いた所と言っても今まで見たことのないような美しい室内に変わっていたのです。周り中すべてキラキラ輝いていたそうです。

そんな母はパリで友人Dさんのチャネルから観音さまのメッセージをもらいます。

「T子さん、あなたは長いこと私の方を向いてくれませんでしたね。でも私はずっとあなたを見ていましたよ」
シンが強く、どんなことがあってもあまり泣くことがなかった母は、あふれる涙を堪えることができませんでした。

つづく

写真:紀元前から洞窟の内側で、村人から戦士、宗教者まで一緒に住んでいた跡のあるドルドーニュの岸壁
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by lamteramoto | 2010-11-04 00:57 | Nouvelle Terre愛の地球作り