パリからはじめまして

日本のみなさま、はじめまして。
パリに暮しているソレーユらむと申します。
巣立った2人の息子の母親であり、
アーティストであり、ヒーリングセラピストでもあります。
趣味は茶道です。

らむは、アーティスト名てらもと・らむから来ています。
マンガ『うる星やつら』の宇宙人ラムちゃんを思い出す方、いらっしゃいます? 私も大好きでした。
でも、もっともっと好きだった主人公を紹介させて下さい。
宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』のジョバンニとカンパネルラ。そしてサンテグジュペリの『星の王子さま』です。
80年代、辛かった外国生活で慰めてくれたのは、この3人でした。

私は1976年、6月に初めて日本を脱出。パリ経由でスペイン、マドリッドに入りました。
当時、私はフラメンコダンサーとして、本場のスペイン入りを果たすために一人、飛行機に乗ったり、国際夜行列車に乗ったりして、極東の日本から西の果ての異国にやって来たのでした。

実は私の人生、フラメンコで救われたんですよ。
その物語も、次回、ゆっくり致します。

ジョバンニとカンパネルラに戻りますと、
ジョバンニの悲しみと希望は、当時まるで自分のものとそっくりでした。
銀河鉄道の汽車の中で、カンパネルラに「皆の幸せを探して、どこまでもどこまでも一緒に行こうね」と言ったジョバンニの言葉を、心の中で毎日毎晩つぶやきながら孤独を乗り越えようと必死でした。

どんなものが「皆の幸せ」なのか全く分からなかったけど、その言葉はどこまでもどこまでもこころ奥深く、魂までもやさしく慰めてくれるような気持ちになれたのです。

『星の王子さま』のオリジナル版でフランス語を憶えました。丸暗記したんです。
無邪気な、そして真っすぐな、王子さまの喋り方や笑い方が好きで、何度も何度もビニールのレコードから真似しました。

でも、実際、フランス語が自然に口から飛び出してくるのには、それからまだ10年以上も必要でした。

その間、ずっと王子さまは私の心を慰めてくれていたので、今でも心に降りて行くと、彼に再会できるんです。
先週、やっと息子が引っ越しの荷物を持って行ってくれたので、母親である私は、肩からも心からも荷物を降ろすことができました。

ついに待ちに待った時がやってきました。
私はやっと『自由』を手に入れたんです。
何年ぶりかで、王子さまと共に部屋づくりに夢中になりました。

壁にこんなジャケットを飾りました。

ランプにはヒナゲシを添えました。

スタンドには、慈悲の深紅のベールを。
猫のシズカも、明るい新しい部屋が好きになったようです。

これからこの部屋で、王子さまと一緒に『皆の幸せを探すハートネット・ブログ』を綴って行きたいと思っています。
そして日本との間に心の橋を架けられれば、と願っています。

どうぞ、よろしくお願いします。
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# by lamteramoto | 2010-06-24 06:39 | Jardin Michiko 私の庭