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フランス人に日本料理をすすめる時

コンピエーニュの友人の家では、日本料理を伝授しました。

暑い夏にすすめる日本のレシピは、母が好きでよく作っていた冷やしうどん。
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今回はマカロニを使ってますが、本来はうどんです。
マカロニは普段よりも軟らかく煮て、冷やします。
人参、大根をおろし、
キュウリ、生野菜を付けあわせます。

一番重要なのが味噌のたれ。
赤みそに、レモン、ごま油(ないのでオリーブ油)、ねり胡麻、手作りのジャムを砂糖の代わりに入れて、よく錬る。
これらを盛り合わせ、混ぜ合わせて、いただきます。
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韓国のビビンバも作りましたよ。
ごはんに残り物のお惣菜を盛り、ビビンバソースをかけていただきます。
友人の家には、チベットのお坊さんが聖なるエネルギーを入れたお米というのがあって、それを炊いてみました。うこんかなにかの香辛料が入っていて、黄金色のご飯ができました。

ソース:味噌、醤油、生卵の黄身、レモン、練り胡麻、ニンニクおろし、ショウガ汁、なし(なければりんごか、果汁)のおろし、タマネギのおろし、水少々をよく混ぜ合わせる。

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クローディーヌの作ってくれたズッキーニのタルト。
ふわふわ加減が最高で、味も素晴らしい出来でした。
材料を聞いたら、やはり、生クリームを使っているということでした。
次回、私は米か大豆のクリームで作りたいと思いました。

フランスでも牛乳の乳製品が体に悪いということは、かなりの人が知っていて、それなりに工夫して料理しているようです。
最近では、穀類、ココナッツ、アーモンドなどで作られたクリームが売られるようになりました。

日本では伝統的な料理は、健康にいいということですが、フランスでは逆に伝統的(と言っても近代のものでしょう)なものは、今、問い直しされています。

でも、どろっとした口当たりのよいクリームソースが何よりも彼らの好みなので、それに似た味を違う素材で作ることも挑戦しています。
それと平行して、純日本料理を時々味わってもらうという策戦で、友人たちにすすめています。
味噌、醤油、のり、すし、はもうお馴染みになりました。
これから必要なエレメントは、フランスも日本も、サービスの心でしょうか?

by lamteramoto | 2010-07-27 06:26 | 食・レシピ・エコロジー